別居前に「離婚の準備」をしておくべき理由 〜こっそり進めた私の場合〜

別居・離婚について

はじめに

私が別居を申し出たのは、ある程度の準備を終えてからでした。

物件も決まっていた。お金のシミュレーションも済んでいた。夫は何も知らないまま、私だけが静かに動いていました。

「なぜそこまで準備したのか?」

答えは単純で、別居はゴールではなかったからです。

私にとっての最終的なゴールは、最初から離婚でした。


離婚を申し出て、踏みとどまった

実は別居の数ヶ月前、夫に直接「離婚したい」と伝えていました。

夫の反応は、私の想像とは違いました。

「別れたくない」「約20年の年月は非常に重い」「修復のためにできることをしたい」

——そう言って、真剣に向き合おうとしてくれたのです。

その言葉を受けて、一旦踏みとどまりました。

夫はその後、変わろうと努力したようです。でも、私の気持ちは変わりませんでした。

離婚できないなら、せめて別居を。そう考えるようになったのは、それからのことです。


「長期別居は、離婚への道を開く」を知っていたから

別居を考え始めたとき、法的なことも調べました。そこで知ったのが、裁判離婚の場合、長期間の別居は「婚姻を継続し難い重大な事由」として認められやすいということ。

ただし何年以上という明確な基準が法律に定められているわけではなく、実務上は3〜5年以上が目安になることが多いようです。法的なことは個々の状況によって異なるので、詳しくは専門家への相談をおすすめします。

即離婚ではなく、まず別居。それが現実的な道だとわかってから、逆算して準備を始めました。

また、どんな理由での離婚なら自分が不利にならないか、財産はどう分与されるのかも調べました。感情だけで動かず、「離婚後の自分の生活」を先に設計することが大事だと思ったからです。


まずお金のシミュレーションから

最初に手をつけたのは、お金のことでした。

  • 一人で生きるために毎月いくら必要か
  • 自分名義の資産はいくらあるか
  • 夫名義の資産は何があるか
  • 離婚した場合、財産はどう分与されるか

ひとつずつ調べて、書き出しました。「生活できるのか」という不安を、数字で確認することで落ち着かせた感じです。

結果、一人でも生活できる見通しが立ちました。それがわかってから、物件探しに動き始めました。


夫に内緒で、物件を探した

不動産サイトを検索しまくりました。条件は明確でした。

  • 職場に通いやすい範囲
  • 愛犬と一緒に住めるペット可物件
  • 予算内であること

ただ、ペット可の物件がなかなか見つかりませんでした。何度も現地に足を運び、内見もして——最終的には、愛犬は元の家で夫に面倒を見てもらうことにして、条件のいい新築マンションを見つけました。

この間、夫にはまったく気づかれないように動いていました。準備が整ってから、初めて別居を申し出るつもりだったからです。


離婚届を手元に置いた理由

別居してから間もなく、区役所に離婚届をもらいに行きました。書けるところはすべて自分で記入して、手元に置いています。

お守り、というのとも少し違います。決意の証、という感じです。

「ここに向かっているんだ」という確認をするために。耐えられないタイミングが来たら、すぐに渡せるように。

別居したら夫も諦めてくれると思っていました。そのためにも、自分の覚悟を形にしておきたかったのです。


やっておけばよかったと思うこと

準備はかなりしたつもりですが、後から知って「もっと早くやっておけばよかった」と思ったこともあります。

通帳・保険証書・証券などのコピー保全です。

共有の財産は、離婚協議の際に証拠として重要になることがあります。別居前のうちに、夫婦の資産に関する書類をコピーしておくと安心です。一緒に住んでいる間の方が、書類へのアクセスがしやすいからです。

また、年金分割も見落としがちなポイントです。婚姻期間中の年金記録は分割請求できる場合があります。離婚後の生活設計に関わるので、早めに確認しておくことをおすすめします。


まとめ:準備は「動く前」に済ませておく

別居も離婚も、感情だけで動くと後から後悔することが出てきます。

私がやってよかったと思う準備をまとめると:

お金のシミュレーション(毎月の生活費・資産の把握)

財産分与・離婚条件のリサーチ

物件探しと内見(複数の選択肢を持つ)

書類・資産のコピー保全(できれば別居前に)

年金分割の確認

「準備してから動く」のは、慎重すぎるのではありません。自分を守るために必要なことだと私は思っています。

もし今、別居や離婚を考えている方がいれば、感情が落ち着いているうちに、少しずつ準備を始めてみてください。

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